フラッグシップ双発機 ボーイング777vsエアバスA350
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あらすじ/作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。長距離国際線や国内幹線に就航するのは、エアラインが主力機に位置付ける「フラッグシップ」だ。その多くがワイドボディ機であり、かつては4発機のボーイング747やエアバスA340、3発機のダグラスDC-10、ロッキードL-1011などが代表的な機種だった。しかし、現代のフラッグシップは大半が双発機。客室容量の拡大や航続距離の延伸など性能が向上したことに加え、特にエンジンの信頼性が高まったことで長距離路線にも投入できるパフォーマンスを獲得したからだ。双発機は3、4発機に比べ燃費性能が高く、エンジンの数が少ない分だけ部品や整備の費用を抑制できるなどエアライン側のメリットが大きい。近年恒常化している燃油費高騰を背景に、双発ワイドボディ機は一気に勢力を拡大したのである。そして現在、幹線用大型機の分野でシェア争いを繰り広げているのがボーイング777とエアバスA350。日本でもANAが777をJALがA350を主力機に位置付け、特に長距離国際線機については最も豪華な客室仕様を施すなど、フラッグシップの名にふさわしい機種となっている。本書では世界中のエアラインが導入を進めている777とA350ついて、その技術的特徴や開発経緯、各種派生型など多角的に解説、フラッグシップとして活躍する2機種のワイドボディ機の実力に迫る。