勝てる市場を選び、勝つための強みを作る はじめての経営戦略
あらすじ/作品情報
◆「なぜ、あの会社は成功し、この会社は失敗するのか?」ビジネスパーソンなら誰しもが抱く、この疑問。本書はその答えを「経営戦略の定石」という視点から明快に解き明かします私たちは、漠然と経営戦略を理解しているつもりでも、実際に明確な戦略を打ち出し、実行できている企業は稀です。多くの企業が戦略目的の曖昧さや市場動向への洞察不足に悩まされているのが現実です。だからこそ、本書は「成功するための戦略」と「失敗しないための戦略」を体系的に学べるよう、多彩な実際の事例(全84ケース)を交えながら、具体的で実践的な解説を提供します。◆本書の3つのポイント【ポイント1:事業戦略と全社戦略の体系的理解】市場選択(ポジショニング)と経営資源(リソース・ベースド・ビュー)の2つの視点から事業戦略を明確にします。さらに複数の事業を統合して企業全体としての成長を促進する全社戦略についても解説。統一的な視点から、経営戦略の全体像(事業戦略と全社戦略)について理解することができます。キリンビールとアサヒビールの市場への対応、ユニクロのSPAモデル、QBハウスの市場戦略、富士フイルムの新規事業戦略など、身近で具体的な事例から学びを深めましょう。【ポイント2:現代的な価値創造―デジタル・プラットフォームの台頭】アマゾンやグーグルなどのプラットフォーム企業がもたらした価値創造の大きな変化を捉え、これまでのものづくり中心の日本企業が新たに取り組むべき戦略について掘り下げます。ラクスル、PayPay、ネットフリックス、メルカリなどの成功事例を通じて21世紀型ビジネスモデルの実践的理解を促します。またWeb3.0やブロックチェーン技術、あるいはEUのプラットフォーム規制など、巨大プラットフォームへの抵抗がどのようになされてきたかにも触れています。【ポイント3:市場選択へのフォーカスと外部環境への視点】企業が継続的に成長するためには、適切な市場選択が欠かせません。しかし、その市場選択が非常に難しいのが実態です。その際、経営者としては外部環境の変化をいかに洞察し、先んじて手を打てるかが成功のカギとなるでしょう◆本書では外部環境の変化を洞察するという観点を強調しており、よりダイナミックな戦略構築を推奨しています。単に市場の成長・成熟といったプロダクトライフサイクルの視点だけではなく、より深い市場への洞察が求められることになるでしょう。キヤノンの成長やシマノの市場選択、シナリオプランニングなどから臨場感高く学びます。◆本書はUdemyで累計3万人以上に受講され高評価を得ている著者による人気講座『はじめての経営戦略論』をベースにしています。それに加え、全社戦略やプラットフォーム・ビジネスの内容、そして最新の事例を加えて再構成した決定版となっています。経営層を目指すビジネスパーソンはもちろん、経営戦略を初めて学ぶ学生にも最適な入門書です。